2023/12/28(木)演舞CC被り禁止タッグ杯に参加した話

2023年12月23日、すたっくさん主催の演舞チャンピオンズカップ被り禁止タッグ杯に参加しました。
どういう催しだったのか、当日どんな様子だったのかといったことについては主催者さんのサイトに詳しいので割愛します。
主催者さんの後日記事:
「祭りは終わらない」演舞CC被り禁止タッグ杯振り返り
当日の様子(youtube):
演舞チャンピオンズカップ被り禁止タッグ杯会場【幻想人形演舞通信対戦】
本大会、本当に楽しませていただき、何でもいいから形を残しておきたいなと思い筆を執った次第です。
が、この記事は他所様で見かけるようなPT構築紹介ではありません。
単なる日記です。
PTについても触れはしますが、大半は演舞の素人が当日までの間に裏で何をしていたのかについて書かれているだけなので、その点ご留意下さい。
参加申請まで
今回の大会は誰かとタッグを組む性質上、準備に全く時間をかけずに参加というわけにはいかない。当日とにかく参加するだけであればどうにかなりそうではあったが、今回は時間を割けないと思い、12月10日23:59、参加締め切りの時間を見送った。
翌朝、すたっくさんからの大会へのお誘いメッセージが目に入り、再度悩む。
仮に時間的な問題をどうにか解決できる前提として、最も重要な相方探しが今から間に合うのか?
このトシで発生する「2人組作ってー」イベントは結構辛いという現実を思い知りつつ、ニコ動でパリティ*1を眺めていっそ辛さを加速させる。
ええい、そんなことを考えていては運命は切り開けまい。
とにかく恥など捨てて手当たり次第声をかけまくるぞ!
→1人目で快諾。
何だ何だ?運命はワタツキスカートだった?*2
などと考えていた寝不足気味の己を後から省みることになる。
そう、後にそんな冗談を言ってられない程このご縁に感謝することになった。
ここで声をかけたCONさんと組めなければ不参加の目は十分あったし、準備段階でも諸々崩壊していたと思う。
さて、何をするにも申請をしなければ始まらないので、タッグ名を決めなくては。
CONさんの発案で、以前参加した十二属性抽選杯(youtube)でそれぞれ光4闇4を引き当てたのをネタにしたものが挙がり、それをふざけた名前にいじり提出した。
タッグ名:光と闇が合わさり最強に見える…
攻めてみたつもりだったが、後に他参加者のタッグ名が発表された際にまだまだおとなしい部類だったと発覚し、本番前から格の違いをわからせられた。*3
とはいえ2人で考えて決めることができたタッグ名、今でも気に入っている。
何もわからない!
申請を済ませた後は、どの日に時間を作れそうかだけをCONさんと共有し、一旦仕切り直しとした。しかし、この段階に来てようやく気付く。
これから何をどうすればいいのかさっぱりわからない!*4
手練れの人ならどうするだろう。
例えば各々が使いやすいPTを作り、残った装飾品でもう1PTを作り、あとは微調整、のような流れで済むのかもしれない。
しかし自分はとてもその域には達していない。
普段なら順当に負けることは単純に受け入れられるのだが、今回はそうはいかない。運命を共にする相方がいるのだ。
誘っておいて「さあ負けましょうか」とはとても言えない。
できることから
とはいえ、残りの期間で一気に腕も構築力も上達はしないだろうし、有効な方策がないのも事実。泥臭く行くしかない。背伸びせず、できることからやるのだ。
だんだんとノリと勢いのモードが鳴りを潜め、地味な思考へシフトしていく。
- 嘘でもいいから方針を決める。的外れだとしても、可視化され次の基準になる
- 役に立つかわからなくとも、できることは備えておく
- とにかく共有し、2人で決定していく。腕前を関係性の礎にできないのなら、不和は最大の敵だ
最初の打ち合わせで話すことも決まってきたぞ。
第一声「我々今大会で一番弱いと思うんですよ」
目指せ下剋上PT
残念な滑り出しだが、決して後ろ向きな意味ではなく足並みを揃えてるだけ!そう自分に言い聞かせつつCONさんと話を進めていく。
ドレひなを3桁も4桁も回していたり、本家ポケ〇ンをやりこんでいたりする人達相手に勢いだけで勝てるわけがない。否、勢いだけで勝つような作戦を立てなくては。
まともなPTを3つ作るのは諦めて、強そうな人形や装飾品を2PTに集中させようということでひとまずは落ち着いた。
以降はお互いにPTを作って持ち寄り、対戦を繰り返して洗練を図ることになる。
強さ的に使わない理由が無い、ということで今回初めてドレひなを使うことになったが、とにかくぎこちない。
お互いに使い方がわかっておらず、練習中何度も不思議な動きを繰り返した。*8
奥が深い。演舞をやり込むとみんなここに行きつくのか…
練習を繰り返す内にいくらかまともになったが、本番で何度もサイクルしたら不利を重ねていきそうだ。
やはり全PTで短期決戦を狙うべきだと確信した。
それと、3つまともなPTを作るのは諦めると言いつつ、初期段階ではあえてスタンぽいPTを3つ作っていった。

実際に戦うことになるPTの多くはスタン型だろうと見込み、採用はしなくとも練習に役立つだろうという狙いがあった。
上手い具合に強人形や強アイテムを分散できていて、ランダムマッチでも普通に使っていけそうなPTになった。練習台としても悪くなかったと思う。
しかし対戦を繰り返す内に、無難なPTで熟練者と対戦しても、ゆるやかで着実な負けに向かうだけなのではないかと思うようになる。
対してCONさんの用意してきたPTは総合的に見ると偏りや隙が見えたが、この偏りこそが下剋上を成しうるのではと感じ、最終的にはCONさんのPTを中心に調整をした。
また、PT申請期限の前日に最後のビジョンができあがり、捨てPTもある程度勝利を狙っていける方向性に変えた。
はじめは先鋒次鋒で勝つ前提で3戦目を放棄するつもりだったが、3PT目を盤石にし、先鋒次鋒はギミックと運ゲーを押し付けるPTとして完成とした。*10
そして3PT共、Dドレミー以外の全人形で攻撃力にPPを振ることにした。
長期戦になると地力の差が浮き彫りになるため、運でも何でも一度できた優位を覆されないためにはまずは攻撃力ありきと判断した。
完成したパーティ
PT1
Pまりさ[オパール]砂塵:ルミフラ.オバレ.シュープレ.チェンリン
Dサグメ[毒壺]慧眼:毒濁.迅雷.呼び声.玄武
Pはたて[禊符]一斉:オフェトラ.ツイスター.雀蜂.乱射
Eもみじ[迎ビ]迎撃:ステトラ.ドレシ.チェンリン.全霊
Pマミゾウ [必殺]変化:エルモ.シュープレ.バイト.黄砂
Eワカサギ [生命]玄帝:玄武.四神.アブソーブ.(etc)
PT2

Aこいし[甲冑]好奇:カタスト.マイコン.プロテク.シャクトレ
Pエレン[兵糧]投影:カタスト.バリオプ.酒宴.(ブレソン/インフェルノ)
Sすわこ[ロザリオ]気分:森羅.コルレ.土石.グラブ
Dシンギョク[解呪]心頭:玄武.極光.全霊.(etc)
Pしょう[ピアス]閃光:ムーンボウ.雷帝.迅雷.大火槍
Pゆうぎ[藁] 仁王:煉獄.捨命.シュープレ.(底力/etc)
PT3

Dドレミー [リフビ]闇衣:マナ恵.チェンリン.(ミアズマ/ドレシ).(負の嘲笑/etc)
Eひな [銀簪]エアク:シャドボ.チェンリン.ホリフレ.(毒濁/ベノム)
Pにとり[金簪]反動:アクカ.鉄塊.トルハン.好調
Sしょう[チョーカ]仁王:オバレ.ルミフラ.シュープレ.(奮闘/迅雷/etc)
Eメディスン[ベルト]迷路:デスペラ.インスティ.シャクトレ.ミスフォ
Eリリー[反骨]幻惑:玄武.ハイクラ.シュープレ.ダークアロー
コンセプト:
PT1
どんな手練れでも妖怪変化を100%は看破できない!
一手の隙に玄武黄砂オフェトラを仕掛けて勢いでなんとかしよう!
PT2
先頭に並んでるこいエレはブラフ!*11
玄武か極光で1.5体を処理したらあとはすわこになんとかしてもらおう!
誰だろうと気分屋と一対一になったら必ず突破できる保証はあるまい!*12
PT3
強力な装飾品をPT1、PT2にはそこまで持たせていないから手が割れないまま3戦目に突入できる!
情報アドを取ってこの並び! 複数の型も用意できる! 人形パワーでゴリ押しだ!
大会当日
試合が始まったら相手PTのスクリーンショットを共有することや、どの相手と当たったらどのPTを使うかといった決めごとを最後にもう1度認識合わせし、本番に臨んだ。*13いつも対戦するときはのんびりとした気構えでいることが多いが、この日だけは、というか初めてかもしれないが、緊張していた。
初めて対戦した時も人の配信に飛び込んでいって、対戦初めてですよろしくーで始めたくらいには呑気だったのだが。
おそらく1人で臨んでいないからなのだろう。
試合中、チャット上で諸々の阿鼻叫喚はあったが、それは非公開としておく。
試合結果

- 1回戦:1-2で敗北
- ルーザーズ1回戦:2-1で勝利
- ルーザーズ2回戦:0-2で敗北→敗退
1回戦…vs 大雪注意報(あてんしょん)
先鋒戦:×くしち vs 〇てんこ
次鋒戦:〇CON vs ×ぽーん
大将戦:×CON vs 〇てんこ
ルーザーズ1回戦…vs あほちん。もっと違うPTある。
先鋒戦:〇くしち vs ×Take19
次鋒戦:×CON vs 〇じゃらみん
大将戦:〇くしち vs ×じゃらみん
ルーザーズ2回戦…vs ちぃぺた~マックじゃねえわマクドだわ同盟
先鋒戦:×くしち vs 〇ぺったん
次鋒戦:×CON vs 〇ちぃぱらっぱ
運の極致
敗退するまでに8試合を行い、内3試合を勝利。その全てが運によるものだった。CONさん対ぽーんさん戦(youtube)では、ベルトPリリカをSアップで抜き、続いてDドレミーをCアップで倒したことが印象深い。
が、改めて見直してみると、その前段階としてDシンギョクの全身全霊をDドレミーに当てた際に痛烈を引いている。
この掛け合わせのどれが欠けても突破は難しかったと思われる。
そして自戦の対Take19さん戦(youtube)。
SすわこDアップによりPヘカーティアのピアス弾幕乱舞を耐え、突破してしまった。
よく見ると乱舞を耐えた直後の気分屋でSアップを引き、命中ダウンもCダウンも引かなかった。
Pヘカーティアが仮にベルトを持っていたとしても突破できたことになる。
可能性世界まで破壊していった。*14
続く対じゃらみんさん戦 ※じゃらみんさん視点(youtube)。
覇者Pあやの登場により、運ゲーの因果応報が始まったことを覚悟したが、金ざしを持たせたPにとりが攻撃に耐え、さらにひるまず、その上で鉄塊フルクラッシュを2連続で当てていった。
各試合とも途轍もない豪運で、その時々で最も必要なものをピンポイントで引いていった。
仕掛けた当人の表情もヒいていった。
負けた試合
負けた試合を振り返るとやはり練度不足が明らかに出ている。特にPT1については「刺さったら勝つ」のかもしれないが「刺さる」のところまで持って行けていない。
もっと練習の数をこなして洗練させていく必要があったのだろうが、それができていたら運に寄せない方法も見え、その方向での構築にシフトできたのかもしれない。
そして選出。現状、選出における考え方がわかっておらず、なんとなくで選んでいる事が多い。
もっと合理的な基準を用意しなくてはと思う。
以下、どうせならとことん運で突き抜けたかった、という観点で惜しかったところ。
自分の初戦の対てんこさん戦(youtube)は、Eわかさぎ対Dルナサの対面を突破できず敗北したのだが、実はわかさぎのサブウェポンはウルトラハイトーンや炎符の他、アップビートやリフレクションミラーでも悩み、結果炎符を採用していた。
リフミラやらを採用していたらあるいは…
これらも含めた運否天賦の仕掛けなのだからここでこそ狙いを当てていきたかった。
さらに惜しいことに、ルーザーズ2回戦のCONさんvsちぃぱらっぱさんの試合ではEようむにEわかさぎを阻まれていた。

そっちに炎符を搭載できていれば…!
1回戦大将戦のCONさんvsてんこさん ※てんこさん視点(youtube)。
もし先鋒次鋒でEひなが出て来なかったら、Eひなのホーリーフレア一点読みで負の嘲笑ドレミーにしようとCONさんと話していた。
狙い通り相手PTにEひながいる。選出もされた。しかし…爆裂火炎や森羅を搭載していて負の嘲笑が刺さらない。
てんこさんの記事を読むに、どうやら指運で爆裂搭載型のEひなになった模様。うーん残念。
そしてルーザーズ2回戦の先鋒戦、vsぺったんさん。
終盤、Sすわこ対Eふと&Pときこの厳しい状況で、またしてもCアップSアップを綺麗に引き当てる。

当てれば勝てる状況になったが、同時に命中ダウンも引いていた。
コールドレインを外し、天昇を当てられて敗北。敗退した。
豪運もここまでだったようだ。*15
おわりに
以上、まともなPT構築記事では無いので需要は無さそうですが、今回のこの感覚は残しておきたいなあと思い綴りました。改めて振り返ると本当に濃密で楽しい2週間弱でした。
そしてとにかく時間が足りない…必死な時間でした。
今回は参加するに当たってどうにか形にするので精いっぱいでしたが、次は地に足をつけたPTでちゃんとした対戦をできるようになっておきたいですね。
機会を作って下さった すたっくさん、対戦して下さった皆様、参加者の皆様、各関係者様、当日の放送の視聴に来られた方、ありがとうございました。
そして相方のCONさん、本当にありがとう。
準備期間中、「ここで時間を作れそう」と言ったのに遅くなったり居られなくなったのに合わせてくれたり。
「こんなことを考えてみたけど時間が無い」と言ったらPTを作って準備しておいてくれたり。
PCの不調や寝落ちで突然沈黙したのに待っててくれたり。
怪しいスクリプトの人柱になってくれたり。
さらに大会後も本記事のチェックまでお願いしてしまいました。
かなり振り回したはずですがいつもこちらのことを気にかけてくれて、最後まで一緒にやってくれました。
感謝してもしきれません。
またこんなに楽しく遊べる日が来ることを願って。
対ありでした!